{映画]バッテリー

昨日は朝の電車の中でコンタクトレンズを紛失し、急遽会社を半休とってコンタクトレンズを新しく処方して貰いました。会社終わってからだと受付が終わってるし、まだまだ有休あるのに早退するのも勿体無かったし。
4時には新しいコンタクトを付けて暇になってしまったので。
「バッテリー」の映画を観に行きました。
以下。観終わった直後の感想はこれでした。


えっと。
この映画って、原田巧プロモーションビデオだったのと違う?(爆)




詰まらなくはなかったです。面白くはあった。
いや、もう巧がイメージ通りですごかった。
という萌え話は置いといて。


最初の方はすごく丁寧に描いてる。
風紀委員の事とか。
沢が木に昇るシーンとか。
展西の中の葛藤(私は緑川の葛藤も見たかったけど)も良かった。
そういう青臭いけど子供なりの必死なあがきを。
丁寧に丁寧に巧の心情を通して描こうとしている辺りはすごく良かった。
でもさ。
最後の家族愛はちょっとイタイよなぁ。
くそぉ、それにほだされて泣きかけた自分がイヤじゃ(家族愛に弱いのよ)。
母親がしっかり自分を見てくれれば巧は不安定にならない。なんて。
そんな単純なものじゃないでしょ?
原作は全て、野球を通して仲間をどう思うか、ライバルをどう思うか、恋愛とか、家族とかを語っている。
野球を捨てればもっと楽に生きられる、っていうそういうギリギリの処を描いていたのに。
映画の最後はまるで、所詮部活の野球なんてものは、大人にやらせて貰っているものにしてしまった。
これじゃあ、子供たちが大人(オトムライ・巧の母親)の勝手に振り回され一喜一憂する物語だよ。
子供たちが子供たちの手だけで全てを乗り越えて欲しかったなぁ。


そういう意味では物足りなさが強かったのが残念。