野性時代

トップにあげましたが、『野性時代 11月号』に「猫は好きですか?」という特集が組まれ、その中で、有栖川先生宅の猫のフォトと猫にまつわるエッセイが掲載されています。


フォトは全て先生の書斎。確か少し前に読んだエッセイだったかコメントだったかでは、まだ本棚に余裕がある、とあったのに、すでに本の上に横倒しになって置かれている本が数冊見受けられます。
前のマンションの時のように、ピアノの下やらトイレやらに本が置かれるはじめる日ももう近いのでは?(笑)
そして、先生の椅子にででんと座っているモモとか、先生の前ででれんと寝っころがっているコジとか。可愛かったです。写真はこの二匹だけ。ウリの姿がなくて。
エッセイには、そのウリにまつわるエピソードが書かれていました。
やっぱり、亡くなったは一番年長さんのウリだったんだ。先生の親馬鹿ならぬ、飼い主馬鹿っぷりがほほえましくて、買う前に本屋でぱらぱらと読んでいたらちょっとうっかり泣きそうになってしまいました。


この時期になんでこの特集が組まれたのかな? 「アタゴオル」のますむらさんのインタビュー記事が掲載されていたので、今度公開される映画「アタゴオルは猫の森」の宣伝なのかな? と思ったのだけど。
まったく特集とは関係のない別のページで、山本文緒さんが、坂東眞砂子さんの「子猫殺し」についてかなり強い怒りのエッセイ(正確には日記というべき?)が掲載されていて。
あれ? もしかして??? と思った。
どうなんだろ? 
もしあのエッセイが元でこの企画を急遽立ち上げた、と考えるにはちょっとタイミング的に難しいかな?
記事だけならともかく、寄稿のある紙面と考えるとここまで早くは整わないかなぁ?
でも、もしこの特集が、あのエッセイに対する無言の抗議なのだとしたら。ちょっとカッコいいなぁ、と思った。