容疑者X

キャラメルボックス版「容疑者Xの献身」観てきました。
 
小説の方は、例の「本格論争」の時に読んでいたんですけど。
カッチリした本格ミステリだな、って印象しか無かったんですよ。
以下濁して書いてるので大丈夫かと思いますが、一応ネタばれに通じる話なので反転します。ご注意を。
   
  
   
  
    
 
 
  
 
 
なので、誰かに感情移入するとか、そんな事まったく無く読んでたし。
あの人の最後の決断も(別ブログでなんか似たような事かいたけど)。
贖える一生の方が、贖えない一生より楽だよな、と思っているので。
納得とか当然という意味でしか読んでなかったんですが。
 
今回役者さんの対談集を買ったんだけど、「涙が止まらなかった」とか。
「最後に悲劇なんだけどほっこり暖かい、血が通うような感じ」とか書かれていて。
そ、そんな話だったけ???
って読み方が違うとこうも違うもんなんですかね?
  
そんなわけで、キャラメル版はすでに謎解きの答えを知っているお客さんが多いから、という事もありミステリ「小説」部分を色濃くした話になってました。
なので、安楽椅子探偵のように、観客が謎を解くのはまず不可能。
  
最後の血が通うとか、私にはやっぱり理解出来なかったんですが。
なんか気づくと結構ボロボロ泣いて観てましたよ。
映画は観ていないんで知らないんですけど。あっちはどんな感じだったんでしょうか?
  
  
急遽追加公演が決まった12日の2時の回の客席状況が「かなりまずいことになっている」そうです(笑)。
まあ、天下のキャラメルの言う事なんであんまり本気にしてませんが。
お時間の取れる方、今からでも当日券で入れるようですよ。
   
とりあえず久しぶりに、西川さん、岡田さん、川原さん、大森さん、前田さんのお芝居が観れて楽しかったなぁ。