スイス時計

んで、オフ会のあとはその足で高速バスへ。
翌日は、初めて(!)まともに大阪を観光しようと、通天閣昇って串かつ食べて、大阪城昇って、それから「スイス時計の謎」を観に行きました。
 
何故か、偶然同じ回に知り合いがわらわらと(笑)。
お芝居は商工会議所を借りてのもので。部屋の真ん中に死体がチョークで描かれ……を模した白いロープと、凶器の灰皿の周りにもチョーク代わりの白いロープ。
あとは部屋に1人がけ用ソファがちりばめられ、お客さんはそこに腰掛け、すべて火村の教え子として調査に協力という格好。
去年は行けなかったので初めてみましたけど。ホント、こりゃ火村がいい感じにイメージ近いわ。
んで、アリスはというと、顔はまぁイメージとは違うんですが。あのみょうーにひょこひょことした感じが、まるで同人アリスなんですが(爆笑)。なんかその妙なはまりっぷりが楽しくてついつい目で追ってしまいました。
おかしいなぁ。どこからそんな役作りをイメージしたんだろ。原作にそんなことを想像させるシーンなんて記憶皆無なんですがねぇ。
そして、やっぱり三十過ぎたおじさんの口から「アリス」なんて言葉を聴くと、やっぱり腐女子心をそそりますわね(笑)。
 
ということで。
芝居の作り自体は面白かったです。
被害者と、森下くんを出さず、最小限の設定で上手く話をつないでました。
例の○○○アリスの設定も残していましたけど、高校生の時のあの彼女の事については一切カットされてましたが。
犯人候補のお兄さんたちもみんな個性的。

そして。
実はあまりこちらの劇団について前情報を仕入れていなかったのでまったく「スイス時計」を読み返していなかったんですが。
お客は謎解きをしないといけなかったんですね(おい)。
そういえば、去年の「紅雨荘」の時も犯人を当てるとケーキが貰えるとか書いてあったっけ。なーんて、渡された提出用紙を読んでから思い出す始末…。
 
「スイス時計」の犯人って誰だっけ?
 
提出用紙には、犯人を絞り込むためのその消去法までしっかり書かなきゃいけない。
犯人も何もしっかり分かっている人は、パンフレットと実際の登場した役者との間違い探しをするという形になっていました。
 
ということで。犯人あてにチャレンジ。
はっきりいいます。書いた内容メタメタでしたよ? マジで。
大事な前提条件をひとつ丸々抜け落としてたんですから。すんげぇあやふやな書き方してます。
なのにねぇ。探偵賞貰ってしまいました。
 
……やっべ。
もしかしてまともに回答書いてたのって未読の人だけ?
ロジック覚えて無くても、読んだことある人は答えちゃいけなかったんだろか? とちょっとひやひや。
いやいや、でも。「読んだことのある人」は答えたら駄目とは書いてなかったし。
それに、普通に考えて舞台見る時って読んでから行くよねぇ。っていうかまったく知らないで観に行くなんて事………ないですよね?
 
ということでいただいたケーキはすでに私の腹の中なのでもう返せません。
おいしくいただきました。うまうま。
そして、一緒にいただいた、次回のお芝居のチケット招待券。
えーと、12月にまた高速バスで往復1万円以上かけて(新幹線を使おうという頭ははじめから無いらしい)、来いと。うーん。遠いよなぁ。
上の画像が、そのケーキとチケットです。
 
事件解決後、アリスが泣き出して、火村がタジタジになっているのにはちょっと引きましたが。いや、マジこのまま腐女子向けに話が転がったらどうしようと内心ひやひやだった、なんてのは内緒の話(笑)。
 
不満はいっこだけ。人を殺したいと思った事がある火村が「人を殺してはいけない」なんて清廉潔白正義の味方的言葉はやっぱりちょっとなぁ。言わないと思うんだけどなぁ。
せめて「人を殺してもいいという理由にはならない」ぐらいの方が「らしい」と思うんですが、いかがなもんでしょ? 
  
などと不満を言いつつ天王寺でお夕飯。
帰りのバスの時間までお付き合いいただいみなさまありがとうございました。
おかげさまで無事帰り着けましたぁ。
ところで、ビールの大ジョッキを頼んだら、店員のお姉さんに思い切り笑われたのは。なぜなんだろう?
なぜなんだろう?
わりぃかよぉ。高速バスは素面じゃ乗れないんだよぉ。眠れないんだよぉ。
お酒は眠剤代わりなんだよー。とさらに、中ジョッキを注文(はい?)。
 
結局バスではぐっすり眠れたけど、トイレ休憩の度に隣りのお姉さんに叩き起こされました。
そんなにトイレが近いなら、席交換して欲しかったさ。くすん
 
 
「スイス時計」の解決編の前に、意味もなく船曳さんが出てきたり、アリスが出てきたりしていたのは、お客さんの回答の集計がまとまらないせいで時間を引っ張っていたのかな? と思っていたら。
実はこんな事が裏では起きていたらしい。