一挙3件 その1

相次いだバラバラ殺人事件:時代とともに変わる「リアルな動機」=有栖川有栖 “徹底して現実的”に辟易
2007/04/20 毎日新聞社 大阪夕刊 9頁 写図有
記事ではなく、有栖川先生のエッセイです。
殺人者の動機について。
昨今のバラバラ殺人事件について、その動機は本当に理解出来ないものなのか? 徹底して合理的なのではないか? という疑問を通して現在の風潮などを書かれています。


個人的に色々共感。マスメディアではバラバラにしたくなるほどの「怨恨」などを脅威とし「理解出来ない」と報道していた事に違和感を感じていたので。
だってこれって。例えばダイレクトメールを捨てる時に住所や名前が分からないように細かくちぎるじゃない? それと変わらない。「証拠を隠滅したい」という心理なんじゃないのかな?
もしそうだとしたら。「怨恨」とか相手への感情ではなく、そんな風に人を物のように切り刻めてしまうそっちの方が怖いと思う。