Ayalistさんで『銀色のフラッシュ』の軽装版再販が話題になっていたのだけど同時期にアイスダンスをモチーフにした『白のファルーカ』も軽装版で再販されてました。
槙村さとるさんってスケートとかダンス好きなんだろうねぇ。今まで結構その手の作品描いてるもん。色々調べて描いてあるんだろうなぁとは思うのだけど。どうもこの「ファルーカ」に対して「白」を当てるのが分からない。
私の中のイメージじゃファルーカという曲(正確には曲種)って黒も黒、まっ黒。鬱々の隠々滅々、腹の中まで真っ黒っていう印象があるんですよ。
私が踊ったのは歌無しだったのだけど、曲の感じや振り付けから私がイメージしたのは大体こんな感じ。
恋人と離れ離れになって、一度は一生懸命手を伸ばすんだけど手が届かなくて、情熱がどんどん内側へ内側へ押し込められていって、それが次第にどうしようもない孤独感に代わり心が冷たくなって全てが削ぎ落とされていく……。
おや? マンガの内容には合っているっぽいんだよねぇ。なのになんで「白」なんだろ?(ちなみに、そんな孤独感経験ないもん。分かんないよ、と頭悩ませて。ハガレン劇場版のエルリック兄弟を思い浮かべて踊ってた……なんて事が先生にバレたら……怒られるかもなぁ・笑)
そんな曲を「白」と大々的に言われるとうーん、うーんと首をひねりたくもなる。
いや白=銀盤ってのは分かるんだけど、ファルーカなんて最後の最後だけで、あとはカルメンばっかし踊ってるんだもん。
槙村さんがどんなファルーカを聴いてこのタイトルを付けたのかな、一度は聞いてみたいものです。

白のファルーカ 1 (集英社文庫(コミック版))

白のファルーカ 1 (集英社文庫(コミック版))