サイン会
TRICK+TRAPの北村先生のサイン会に行ってきました。
ここぞとばかりに、ルパンのDVDに封入されていたエッセイについて話てきました。
ほら、名張の講演会で有栖川先生が話されていたでしょ?
ある人に「ホームズは孤高の人であり、ルパンは手下が大勢いる。それが気に入らない。ホームズの方がロマンチストだ。」と言われ「いや、ホームズはバックにスコットランドヤードがある。国家権力であり体制側の人間だ。ルパンはアウトロー。反権力者である。 ホームズとルパンとどちらが孤高の人かと言えばそれはルパンである。」という内容を書かれた北村先生のエッセイについて。
この「ある人」というのが自分なのじゃないかとおっしゃり、公開討論なら反論も出来るのに、反論する機会がなく「なるほど 北村薫の言うとおりだ」と思われてしまうのが悔しい。 と有栖川先生は言われていたんですよ。などなど。
「ある人」というのは実は大沢在昌さんの事だったらしいんですが「やっぱりホームズ派の人はそう思うんですね」と言われ、「講演会でそう言われてしまうと、今度は自分が反論出来ない」のだそうです。
じゃあ是非、今度対面(といめん)で対談して雑誌に掲載してくださいね、とお願いしてきました(笑)。
それと、『冬のオベラ』の続きについて尋ねると「いや、ここではちょっと…」もごもごもご・・・。
?????
うっかりしてましたが『ミステリ十二か月』も同じ中央公論社なんですよね。北村先生の隣りにはしっかり中公の担当の方がいらしたらしく言質をとられまいと必死だったようです(笑)。
その後は、いつもの通り呑みに行ってミステリ談義〜。どもどもみなさまお付き合いありがとうございました。
- 作者: 北村薫,おーなり由子
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