『天使と髑髏の密室』買いました。帯を見ると今回も本格ミステリ大賞公開開票式参加申し込みが出来るようです。しかも嬉しいことに今回は来月発売の『死神と雷鳴の暗号』のどちらか1冊の応募券を貼ればOK。太っ腹です。でも人数は前回と変わらず(確か)10名。つまり競争率は高くなったってこと? で肝心の中身ですが、うっかりしていたのだけど今回から序文が北村先生なんですよねぇ。ちょっと淋しかったり。

ふと思いたって調べてみました「20の扉」。「黒鳥亭殺人事件」に出てきたあれです。
もともとアメリカのラジオ番組「Twenty Questions」を元にNHKで放送されたラジオ番組「二十の扉」が日本での発祥なのだとか。実はこれ聞いた事があるんです………って、おいおい、年齢詐称じゃないですからねっ。当時のラジオ放送を流すという企画ものだったんだと思います。流し聞きだったのであまり良く覚えていないのだけど、文壇特集だったらしく、里見紝武者小路実篤といった当時の有名作家の声が聞けるというなんかすごい番組でした。答えに「金魚鉢」なんていうのがあってね。文壇の巨匠が必死に考え込んでいる様子が微笑ましかったです。で、話はここで終わらない。
実はその番組に、木下宇陀児が12年間レギュラーとして出演していたらしい。(巣一商店会公式サイトコラム天鬼図(2003年2月11日付))
そこからさらに面白い記事に辿り着きました。
乱歩など推理作家一同のサイン@内幸町キムラヤ

その隣の小さな額には、また「江戸川乱歩」の名前。山田風太郎はない*1
他の人の名前で判別できるのをメモしてきた
大下宇陀児」「香田滋」「日影丈吉」「多岐川恭
検索すると皆様推理作家(すみません知らなくて)。
大下宇陀児はNHKの番組「二十の扉」に出演していたそうなので
この人が推理作家の皆さんを連れて行ったのかもしれません。

おいおい、どんなケーキ屋よ。ちょっとすごい。今度誰か行ってみませんか?
キムラヤ田村町本店
東京都港区新橋1-18-9 キムラヤビル1階(内幸町の交差点脇)
電話 03-3591-1701 営業時間 午前8時30分〜午後8時00分

(キーワード:有栖川有栖)

*1:前の日記で山田風太郎もあったと書いていたのでその訂正の意味です。